この声がもしも届くなら…

あの時、あの日、あの庭で…

今日は大切な人の命日。そう、じぃちゃんの命日です。
え?ウチのじぃちゃんなんて知らんって?確かにw
でも、うごやってる人で2011年10月のストコンを見た方なら知ってるよ。

そう、あれは実話だったんです。フィクションも少しありますけどね。
最後に会えた事と空を見るのが日課だという事以外全てホント。

どうしてウチが事実を基にストコンを書いたか。
この記憶をしっかりと残そうと思ったからです。
その時は心に強く刻もうと思っても、日々を過ごすうちに薄れてしまうもの。
でもそれは仕方がない事なのです。人間は"忘れる生き物"だから。
楽しい事も嬉しい事も悲しい事も辛い事も、全て風化してしまうのです。
ですので、しっかり記憶されてるうちに書きました。
それと、皆にもそういう気持ちを忘れないで欲しいという思いもありました。
多分、ウチの友やFanの方はそういう事を理解してると思います。
だけど、それでもやっぱり日々の積み重ねで意識が薄れるもの。
そういう事を時々でもいいから思い出して欲しいなと。
まぁ、余計なお世話だって感じでしょうかねw

もう、あれから1年経つのかぁ…としみじみ思います。
じぃちゃんが死んでしまったという実感は今もないです。
でも、後悔だけはたくさんあります。
もっと会っておけばよかったとか話しとけばよかったとか。
話と言っても、認知症で話は出来ない状態だったんですけどね。
ただ、会う事は出来ただろってすごく思ってます。
だけどその時は部活の忙しさとかを理由に行かなかったんですよね。
それより何より「いつでも会える」と思っていたのが原因。
今は「いつでも」なんていつ終わるか分からないって思ってます。
こうして今を生きてる事って本当にすごい奇跡なんですよね。
毎日を生きるって、なんて奇跡の積み重ねなんだろうって。
ウチらはいつも死と隣り合わせで生きてます。
大げさだと思われるかもだけど、ウチはそう思うよ。
元気な人だって、突然…って事もあるんだから。

「年をとる事に後悔と一日が過ぎてく恐怖を感じた」
【Wind Climbing〜風にあそばれて〜】の歌詞の一部です。
小さい頃は歌詞の意味が分からないながら聴いてました。
でも意味も理解し、色んな経験をした今ではものすごく心に来ます。

後悔しても後悔しても仕方がないけど、この声がもしも届くのなら…。
今まで本当にありがとう。今も昔もこれからも大好きだよ。